❿ 手数料と両手掴み
不動産売買の手数料が価格の３％プラス６万円であることは周知の通りで、２０００万物件の場合６０万円プラス６万円です。これは買手業者にも売手業者にも支払われます。売手が依頼した業者が買手を持っていた場合、その業者は１２０万プラス１２万円の手数料を得ることになりこれを両手掴みと言います。高額ですよね。売手は売手サイドの手数料を業者に払うのですが、買手サイドの手数料を知る機会はありません。敢えて業者に聞けば教えてくれるでしょう。また、良心的な意欲的な業者は３％から割り引いてくれることがあります。
⓫ なぜこの業界にブラックが集まるのか
都内の不動産会社は２万社に上ります。都心５区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）に８千社もの不動産会社があると聞きました。業界の方に聞くと明らかに多すぎで、過剰なエネルギーが本来の目的から外れた詐欺まがいの生業を支えていると解釈されてました。
⓬ 詐欺の手口
法的な意味での詐欺とは代金を払ったが物件を受け取れないですが、不動産の場合にはほぼありえないでしょう。積水ハウスの五反田物件が珍しい事件としてニュースになりました。冒頭で言及したことですが、この価格で買手がいると言われて話を聞くと全くの作り話というのはよくあるケースです。そんなことでも引きずり込める顧客がいるので続いているのでしょう。日常生活では普通、真っ赤なウソは経験しないので、市民感覚としては詐欺まがいまたは詐欺未遂でしょう。
一括査定で依頼したJ社とは契約直前まで進みましたが、特記事項が23項目あり、説明を聞いても実際のところは理解できませんでした。理解できないのでその段階で打ち切りました。相当威圧脅されましたが逃げ切りました。後に契約したオススメする会社の場合には特記事項欄は一言「瑕疵担保責任無効」とありました。
⓭ 認可と都庁都市整備局
不動産会社のHPおよび担当者の名刺には東京都知事免許（X)との記載があります。Xが１の場合は初めて認可されたで、３の場合は認可が２回更新されたを意味します（１回５年）。複数回更新されてるのは一応信用の目安ですが過信は出来ません。冒頭で言及した悪名高きO社も２とあり、今だ更新されているのです。都市整備局の記録を見ると数年前に警告を受けたようですがそれだけのようです。
先のJ社の場合、契約交渉打ち切りを告げ、威圧脅されてるように感じたとき、まだ媒介契約書に捺印もしてなかったので都市整備局の相談窓口に電話してみました。何が問題かという感じで相手にされず、全くの民事マターで自己責任の世界だと改めて認識しました。
⓮ ネット上に掲載されてること 総まとめ
最近になってネット上のワンルーム売買の記事を読んでみると、至れり尽くせりのアドバイスが載っているサイトが複数ありました。特に印象的なのは、売却を依頼する場合、その業者の営業力が大切でその評価の方法が書いてありました。「一括査定」で業者を探そうとは大変な違いです。しかし、営業力があるか、信用できるかを調べるまたは判断すること難しいことです。知りたいことは良い業者の名前です。それを知らせる顧客または第３者のサイトがないのは不思議ですが、多分ネット上で異論噴出で妨害の集中砲火を浴びる業界の雰囲気があるのでしょう。
⓯ 将来は公正な市場になるためには
古くは「暮らしの手帖」、「間違いだらけのくるま選び」に始まり、朝日新聞の「手術数でわかるいい病院」、価格ドットコムの口コミなど、顧客目線の評価を知る機会は多少なりと出来ました。ところが不動産会社、特にマンション売買媒介会社に対して良い悪いの記事はネット上にさせ見当たりません。都心に数千社あるといわれる小さなな会社（または一支店）に対しての評価が公開されることに影響が大き過ぎ異論噴出なのでしょう。ここが良い会社、悪い会社と公開されれ袋叩きにあるのではと想像されます。
一方、良い業者選びは、ワンルームを売却したい人にとっては一番知りたいことです。いくらで売れるかが知りたいことかもしれませんが、だれしも悪徳業者を警戒していて、信頼できるかが重要ですからやはり一番です。このネットサービスの時代にあって評判の良い会社を知る機会がないのです。本サイトはそれに応える新しい方策です。
余談ですが、アマゾンで商品を購入して商品または店舗に不満がある場合は、迅速に十分な対応をしていただけました。問題を起こすとアマゾンから排除されるからではと推測しました。一括査定サイトは数社ありますが（全部は分かりませんが）全くダメです。むしろ悪徳業者が隠れ蓑に使っていると感じましたし、業界の人からそうも聞きました。ITを使ったサービスが浸透する時代にあってこの不動産媒介会社の問題も近々解決のための仕掛けが現れるのでないでしょうか。その先駆けとなりたいものです。
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